東京医科歯科大学 整形外科教室 後期研修医インタビュー

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後期研修医 現場の声

【片倉 麻衣(かたくら まい)先生】

【片倉 麻衣先生】

(かたくら まい)

平成21年卒業

卒業大学:東京医科歯科大学

初期研修先:東京医科歯科大学

現研修先:諏訪中央病院

1. 医師になったきっかけ

もともと人の身体の仕組みに興味がありました。
興味のあることを勉強し学んで、それを生かして仕事ができれば魅力的だなと思ったのが、医師を目指したきっかけです。

2. 医学部時代に打ち込んだこと

イギリスへ留学して生体力学関係の研究室で、身体の仕組みについて勉強できたことが大きな経験になりました。
プライベートではクラシックバレエを6年生の最後まで打ち込んでいました。発表会にも毎回参加していましたし、勉強とプライベート共に充実した学生生活を送ることができました。

3. 整形外科を選んだ理由

クラシックバレエを習っていたこともあり、身体を動かすのが好きで興味があったのが一番の理由です。
患者さんの生命予後やQOLを上げることで、良い生活を送ってもらうことに意義を感じた事と、そこに力を注ぐことが自分に合っていると思ったことがきっかけです。

4. 今の研修状況

とっさの判断に対しまだまだ経験が必要だなと感じることもありますが、初期研修とは違い、術前インフォームドコンセントを取り、執刀し、術後管理まで、一人の患者さんを責任もって診ることができることが、とても勉強になるし励みになり、やりがいを感じます。
平成27年に専門医試験を受ける予定で、今は基本的な整形外科を学んでいる途中です。
いろいろ分かることが増えてくると、「今度はここまで分かりたい」という目標も同時に増えてくるので、日々勉強です。

5. プロフェッショナルの条件

その人に合った最適な治療ができるということでしょうか。
この患者はどこが悪く、その原因は何なのか、どこまでの成果(機能回復)を求めているのか、そのためにはどのような治療が必要なのかが分かること。
そして治療に必要な専門的技術を持っていることです。

6. マイゴール

的確に疾患や機能障害の原因・メカニズムを評価できるようになり、患者のニーズに合った治療ができ、自分なりに病態の解釈ができるようになることです。

7. これから整形外科医を目指す先生へ

整形外科は分野(脊椎、股関節、膝、腫瘍 等)が広いですが、東京医科歯科大の医局では、1年ごとの異動でまんべんなく各分野を研修することができます。
自分が勉強したい分野を相談すると、先輩が研修先の病院をいろいろと考えてくれ、勉強したい分野を経験きる研修先をローテーションに組んでくれます。
専門医を取得する前に十分な執刀件数を経験することができますし、学会発表も積極的に参加できる環境が整っています。
また女性医師として、何も気にせず安心して診療に取り組める人事制度があります。
具体的には、結婚、出産、育児といった女性のライフプランに合わせた人事制度があるので、医師と母親の役割を両立している先輩がいます。
ぜひ、東京医科歯科大学の整形外科教室で一緒に学びましょう!

後期研修医 現場の声

【江川聡(えがわ さとる)先生】

【江川 聡先生】

(えがわ さとる)

平成21年卒業

卒業大学:東京医科歯科大学

初期研修先:土浦協同病院

現研修先:佐久総合病院

1. 医師になったきっかけ

高校生の頃、将来の進路で理工学部と医学部のどちらに進むか悩みました。どっちに進むかは、5分5分だったと思います。
「将来、自分のやりたいことが見つかった場合、実行できる可能性が高いのはどっちだろう?」と考えた時に、自分のキャリアを積めば医師の方が実行できる可能性が高いと思ったのがきっかけです

2. 医学部時代に打ち込んだこと

中学高校からやっていた硬式テニスに6年間打ち込んでいました。
医科大学のリーグでは、ダブルスでベスト8まで進みました。
テニスは生涯スポーツとしてこれからも現役でやっていきます。

3. 整形外科を選んだ理由

初期研修の頃、骨折などで歩けなかった人が歩けるようになって帰っていく姿を見て、目に見えた治療効果に感動したのがきっかけです。
自分の手技を高めていき、これまでできなかったことができるようになっていく楽しみを研修中の整形外科の中で見つけることができたのがきっかけです。

4. 今の研修状況

整形外科は救急外来も活躍の場になりますが、自分で決めたプランをスタッフに指示し、自分で診断して手術をおこなうこと。全てを自分で一貫して成功した時に大きな達成感が得られます。自分の可能性が広がることを実感でき、充実した日々を過ごしています。

5. プロフェッショナルの条件

今の医療の限界が分かった時です。
今一般的におこなわれている医療には必ず限界があります。まず現在の医療の限界を知ることで、今度はこの限界の壁を打破するという次のステージに移れると思います。
そのためにも、現在の医療の限界を分かっていることがプロじゃないでしょうか。

マイゴール

医療には限界の壁が必ずあります。治療に対しての限界の壁というようなものです。
医療が進歩する時というのは、誰かがその壁を壊し新たな道を開拓していくのですが、私も将来は何らかの病気や治療法で、限界の壁を突破できる道を開拓できる一員になりたいと思います。

7. これから整形外科医を目指す先生へ

整形外科は全身を診るので範囲がとても広いです。
このため1つの病院で整形外科全てを学ぶことは不可能です。
東京医科歯科大の整形外科は、いろいろな土地に病院があること、各専門分野の専門家がいること、若手医師に積極的にオペをさせてくれることが特色で、多くのことを学べる機会があります。
また年数回医局員全員が集まり、外部講師を招いて勉強会をおこなったり、症例報告をおこなったり、学術面でも充実しています。
迷わず当教室の扉をノックして下さい!共に学びましょう!!

指導医から

卒後研修実務担当 吉井俊貴先生  (中央が吉井先生です)

当教室の特徴

  1. 教育にプライオリティを置いています。
  2. 手術症例が豊富で多くの手術経験が得られます。(当教室と関連病院を併せた年間症例16,000件以上)
  3. 基礎研究に力を入れておりリサーチマインドを醸成でき、総合的な知識を得られます。
  4. 日本整形外科学会の専門医をスムーズに取得できる体制です。

整形外科に興味のある先生のお問い合わせをお待ちしています。

詳しくはこちらhttp://www.tmd.ac.jp/med/orth/sub/contact.html