獨協医科大学 【脳神経外科】

獨協医科大学脳神経外科後期研修

国内トップクラスの症例数をもとに質、量ともに高い研修を

外科医の研修には、自らが経験できる症例数が最も重要です。獨協医科大学脳神経外科の手術件数は年間850件前後で、種類の多彩さ、質、量ともに国内トップクラスです。脳神経外科専門医受験資格に必要な症例数を当院では1−2年で充分に満たすことができます。
(日本脳神経外科学会専門医受験資格に必要な症例経験目標:4年以上の研修で以下の件数を超えることが目標。手技は穿頭術ないし脳室ドレナージ10例、シャント手術10例、開頭・閉頭手技40例、椎弓切除ないし形成手技3例、顕微鏡下手技40例。手術は脳腫瘍20例、脳動脈瘤・動静脈奇形10例、脳内血腫除去術5例、頭蓋内外バイパス術・CEA 5例、外傷性頭蓋内血腫除去術5例、脊髄・脊椎手術5例、小児手術3例、機能計手術3例、脳動脈瘤塞栓術3例、頚部内頚動脈ステント留置術3例、内視鏡手術3例。
日本脳神経外科学会ホームページ:http://jns.umin.ac.jp/index.html を参照)
更に、脳神経血管内治療学会、脳卒中の外科学会、脊髄外科学会の認定医、専門医を取得するに必要な症例数も1年で十分経験できます。

私たちは毎朝、前日入院した患者と当日の手術症例について症例検討会を行っています。全ての症例の神経所見、画像所見、診断、治療方針について、各分野のスペシャリストを含む全員で検討することで、幅広い知識を身につけることができます。また、毎週神経病理の専門家と顕微鏡を見ながら病理所見、臨床所見、病理診断についてのカンファレンスも行っています。

獨協医科大学脳神経外科は、米国レベルの研修が可能な、数少ない国内施設であると自負しています。ほとんどのスタッフは英語に堪能です。英語に自信のある人は、研修しつつUSMLEをめざしてみましょう!

研修の到達点の目安
卒後年次 到達目標
3 神経学的診察を行い、局在診断ができる
適切な検査(X線、CT、MRI、SPECT、PET、脳血管撮影、脊髄造影など)をオーダーし、読影できる
呼吸・循環管理、頭蓋内圧管理などの周術期管理ができる
各種手術の助手を行う
上級者の監督下に以下のことができる
脳血管撮影、脊髄造影、ガンマナイフ枠付けおよびプランニング
脳室ドレナージ手術、脳室腹腔シャント手術
穿頭血腫洗浄ドレナージ手術、頭蓋内圧センサー挿入
各種開閉頭、特にpterional approach 、脊椎後方の開閉創
4 上級者の監督下に以下のことができる
開頭頭蓋内血腫除去(マクロ)、開頭脳内血腫除去手術(マイクロ)
外減圧手術、頭蓋形成術、定位的脳生検手術など
5 上級者の監督下に以下のことができる
Sylvius裂の剝離(マイクロ)、後頭下開頭
円蓋部髄膜腫摘出手術、マイクロカテーテル挿入など
6 上級者の監督下に以下のことができる
脳動脈瘤クリッピング、脳腫瘍摘出(転移、グリオーマなど)
経蝶形骨洞下垂体腫瘍摘出など
7 専門医認定試験合格
8 以降 サブスペシャリティ(血管障害、腫瘍、脊髄、血管内治療、機能など)の訓練または学位取得にむけた研究など

獨協医科大学脳神経外科ホームページ:
http://www.dokkyomed.ac.jp/dep-m/noge/index.html

問い合わせ先: 随時メールで承ります。
医局長  黒川 龍 ryukuro@dokkyomed.ac.jp